働き方改革とは、
企業の経営戦略である!!

少子高齢化に伴い、労働人口が減少する一方で、育児や介護などと仕事を両立していく人の存在は増えています。このような社会状況の中で、企業は、「労働人材(労働力)の確保」と「労働生産性の向上」への取組みが、まったなしの課題であり、重要な経営戦略となっています。

「働き方改革の目的」 The Purpose of work-style reforms.

働く人の視点にたった、企業文化やライフタイルの変革

これらの課題解決のためには、従来の長時間労働を前提とした働き方を、抜本的に変えていくことが求められます。
「働き方」とは、「暮らし方」そのものであり、日本の企業文化や日本人のライフスタイル、ひいては、働くことに対する考え方そのものについても、手をつけていくことにほかなりません。
家庭環境や事情は人それぞれに異なり、何かをやりたいと思っても、画一的な労働制度、保育や介護との両立困難など、様々な壁があります。こうした壁を一つ一つ取り除き、誰もが生きがいをもって、その能力を最大限発揮できる社会を創るために、政府が掲げる「働き方改革」とは、一億総活躍社会をめざし、男性や、女性、高齢者や若者、障がいや難病をもつ全ての人が、一人ひとりのニーズにあった働き方を実現するために行われている改革です。

この改革を通して、労働生産性を改善し、その成果を働く人に分配することで、賃金の上昇、需要の拡大を通じた「成長と分配の好循環」を構築し、個人の所得拡大、企業の生産性と収益力の向上、国の経済成長が同時に達成されることも、目的としておかれています。
つまり、働き方改革は、社会問題であるとともに、経済問題であり、日本経済の潜在成長の底上げにもつながる第三の矢・構造改革の柱としても位置付けられているのです。


「働き方改革の目的」 work-style reforms consideration theme

現在、様々なテーマにおける施策が、法改正も含めて議論・検討されています。

THEME01 非正規雇用の処遇改善

同一労働同一賃金の実効性を確保する法制とガイドラインの整備

THEME02 賃金引上げと労働生産性向上

企業への賃上げの働きかけや、取引条件の改善、税制、予算措置など賃上げしやすい環境の整備

THEME03 長時間労働の是正

罰則付き時間外労働の上限規制の導入(36協定改定)

THEME04 柔軟な働き方がしやすい環境整備

テレワークのガイドライン刷新と導入支援、働き手支援、および副業・兼業の推進に向けたガイドライン策定等。

THEME05 病気の治療、子育て、介護等と仕事の両立、障がい者就労の推進

主治医、会社・産業医と患者に寄りそう両立支援のコーディネーターのトライアングル型サポート体制の構築、「待機児童解消加速化プラン」に基づく環境整備、育休給付金の延長、介護の受け皿拡充、男性の育児・介護等への参加促進、障害者の法定雇用率の引き上げ等。

THEME06 外国人材の受入れ

専門的・技術的分野の外国人材を更に積極的に受け入れていくための就労環境等の整備(日本版高度外国人材グリーンカード創設)

THEME07 女性・若者が活躍しやすい環境整備

女性のリカレント教育など個人の学び直しへの支援、女性の活躍に関する企業の情報の見える化、労働時間や男性の育休取得状況、女性の管理職比率など、女性活躍推進法の情報公表制度の強化

THEME08 雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、人材育成、格差を固定化させない教育の充実

転職者の受入れ企業支援や転職者採用の拡大ための指針策定、転職・再就職の拡大に向けた職業能力・職場情報の見える化

THEME09 高齢者の就業促進

65歳以降の継続雇用延長や65歳までの定年延長を行う企業への支援、シルバー人材センターやボランティアなど、高齢者のニーズに応じた多様な就労機会を提供する。

今後の働き方改革スケジュール work-style reforms schedule

今後の働き方改革スケジュール