産業雇用安定助成金を公表（新型コロナウイルス関連）

この度、厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の影響により事業活動の一時的な縮小を余儀なくされた事業主が、在籍型出向により労働者の雇用を維持する場合に、出向元と出向先の双方の事業主に対して助成する「産業雇用安定助成金」を創設しました。
主な要件は以下の通りです。

【対象】
〇出向元事業主：新型コロナウイルス感染症の影響により事業活動の一時的な縮小を余儀なくされたため、労働者の雇用維持を目的として出向により労働者（雇用保険被保険者）を送り出す事業主
〇出向先事業主：当該労働者を受け入れる事業主
【助成率・助成額】
〇出向運営経費（出向元事業主および出向先事業主が負担する賃金、教育訓練および労務管理に関する調整経費など）※上限額（出向元・先の計）は1日12,000円
・中小企業
出向元が労働者の解雇などを行っていない場合：9/10
出向元が労働者の解雇などを行っている場合：4/5
・中小企業以外
出向元が労働者の解雇などを行っていない場合：3/4
出向元が労働者の解雇などを行っている場合：2/3

〇出向初期経費（就業規則や出向契約書の整備費用、出向元事業主が出向に際してあらかじめ行う教育訓練、出向先事業主が出向者を受け入れるための機器や備品の整備など）
・出向元・先
助成額：各10万円／1人当たり（定額）
加算額：各5万円／1人当たり（定額）

詳細については以下のリンクをご参照ください。

※関連リンク
・厚生労働省「産業雇用安定助成金リーフレット」
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000735394.pdf
・厚生労働省「産業雇用安定助成金ガイドブック」
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000735077.pdf