こころの耳&Q~職場のメンタルヘルスに関するよくある相談とアドバイス~

こころの耳&Q~職場のメンタルヘルスに関するよくある相談とアドバイス~

皆様の会社では、メンタルヘルスについてどのように対応をしておりますでしょうか。
厚生労働省では、職場のメンタルヘルスに関するよくあるご相談について、「こころの耳」委員会等の職場のメンタルヘルスに関する専門家からのアドバイスをまとめたものを公表しております。

例えば、以下のようなQ&Aがございます。
Q
「部下の一人が仕事に対して積極的でなく、管理職である私が何を言っても仕事が進みません。注意をするとハラスメントと取られるのではないかと不安で、うまく指導ができません。どうしたらいいでしょうか。」
A
「業務上必要かつ相当な範囲でなされる業務指示や指導は、職場のパワーハラスメントには該当しません。職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいうからです。
行政指針においても、「遅刻など社会的ルールを欠いた言動が見られ、再三注意してもそれが改善されない労働者に対して一定程度強く注意をする」ことは許容されるとされています。

ただ、良かれと思った指導であっても、功を奏さない場合には、自ら気付かぬうちに言動がエスカレートしてしまうものです。例えば、長時間かつ繰り返しの叱責、職場の大勢の前やメールの一斉送信の中での罵倒などは、ハラスメントへの該当性を一気に強めることになります。

自身の業務指示や指導に悩みがある場合は、上司や人事労務部門に相談するなどして、指導を仰ぐことを検討しましょう。また、近年は管理監督者研修においてハラスメントをテーマにすることが多いようですので、日ごろからそのような機会を逃さず参加することも重要です。」

その他、元気のない部下への対応方法等、様々なケースについてのQ&A形式で詳細に記載されております。

詳細について以下のリンクをご参照ください。

※関連リンク:厚生労働省「こころの耳Q&A」
https://kokoro.mhlw.go.jp/qa/